私が中級の頃にした韓国語の勉強方法

いよいよ中級の勉強方法です。
これくらいのレベルになってくると、人それぞれ自分に会った勉強方法を見つけている方も多いと思います。
そんなわけで私のやり方は参考程度にしていただければ幸いです。

個人的に中級くらいから難しいと感じることが多くなってきました。
その他レベルの勉強方法はこちらからどうぞ。
私の思う中級レベル
入門の頃を振り返ると、中級って結構できることが増えていることに気付きます。
私が思う中級レベル
- 韓国語は字幕なしでも70%くらい理解できる
- 歴史物のドラマも40%くらいは理解できる
- 早口のニュースも半分くらい理解できる
- 基礎文法はもちろん分かって中級文法も少し分かる
- バラエティで複数人が話していても聞き取れる
- 旅行会話で困ることは少ない
こんな感じでしょうか?
この頃になると簡単な韓国語は考えなくても出てくるようになっていました。

ずっと勉強を続けていると気付きませんが、確実に成長しています!
どんな勉強をしていたか
中級くらいからは基礎を膨らませるイメージの勉強方法が多かったように思います。

勉強方法も色々と試しました!
中級レベルの勉強方法
- ワークブックで勉強する
- ニュースの翻訳をする
- エンターテイメントで勉強する
- 会話で勉強する
- インターネットで発信する
テキストで勉強する
どんなテキストをしようと思った時、選んだのは받아쓰기(パダスギ)のテキストです。
そう、いわゆるディクテーションですね。
テキストは「前田式」韓国語パワーアップドリルです!
韓国語学習者の方には有名ですよね。

初めてディクテーションをやってみた時はショックでした。
聞いている分には何を言っているか内容は分かるのに、書くことができないのです。
特に私のようにK-POPやドラマなど動画中心で耳から覚えたタイプの人間は、ハングルの綴りが分からないのです。
もちろんよく使うフレーズは書けます。
でも初級のテキストに載っていなかったけど、よく耳にするフレーズは書けないのです。
ハングルは表音文字なので、聞こえたまま書けばいいのですが、そうするとパッチム無視の結果となるのです。
簡単な例でいうと、「좋다고 말했다」というフレーズを「조타고 마랬다」のように書き取ってしまうのです。
これでは筆記のある試験など受ける場合は落ちてしまいます。
話せればいいという方には問題ないのかもしれません。
でもやっぱり語学はそれではいけないと思うので、このディクテーション専用テキストはとても勉強になりました!
ニュース翻訳をする
ニュースって敷居が高いですよね?
言い回しも難しそうだし、韓国の政治に興味がなかったりするし、話すスピードも早いし。
なかなか手を出しずらいジャンルだと思います。
私がニュースを使った勉強を始めた理由はこれです!

でも大人っぽい会話をしたい!!
簡単な言い回しや、ネット使うような日常的な流行語や略語、それもいいと思いますし、使いたいです。
でも大人っぽいかと言われれば疑問です。
きちんとした公式的な話し方や時事的な語彙が欲しかった私はニュースを翻訳することにしました。

最初はNHKニュースの韓国語版をネットで聞いていました。
スクリプトもあるので、それをプリントアウトしてノートに貼って、翻訳をするのです。
内容が日本のニュースなので、いきなり韓国内のニュースを聞くより取り組みやすかったです。
さらに日本のサイトを見れば、自分の翻訳が合っているかのチェックもできます。
これを繰り返していると、ニュースは漢字語が多いことに気付きます。
漢字語は漢字が思い浮かびさえすれば調べなくても意味が分かるのです。
これを知ってからはニュースに抵抗がなくなりました。
むしろ漢字語の方が固有語より簡単だとさえ思います。

そうなるとニュース翻訳も楽しくなってきます!
エンターテイメントで勉強する
この頃になるとエンターテイメントもかなり楽しめます!
楽しいと勉強も進むし、勉強している感じもなく勉強になります!

ドラマを字幕なしで見る
これまでは字幕ありで見ていた韓国ドラマも、このくらいのレベルになると字幕の意訳が気になり始めます。
字幕なしにしたタイミングですが、「字幕ではワンフレーズなのに、もっと長く話してるよね?」と思った時です。
そんな機会が増えた時、思い切って字幕をOFFにしてみました。
これが思ったより分かるのです!
ドラマは状況がはっきりしているし、俳優さん女優さんはハッキリと話してくれます。
だから聞き取りやすいし、状況から内容も想像ができるので、意外と分かるのです。
英語の勉強で、好きな海外ドラマを一度日本語で見て内容を把握してから字幕なしで何度も見るといい、とよく聞きますよね?
それです。
私は当時、『宮』にハマっていたので、何度も何度も見ました。
その他のドラマも好きな物は2回以上は見ました。
その内、ドラマをリアルタイムで見たくなり、韓国のテレビ局にネット登録することとなるのです。

バラエティも字幕なしで見るようになる
K-POP好きな方は分かるかと思うのですが、彼らはバラエティー番組によく出演します。
歌番組のMCからトーク番組などなど様々なバラエティーに出演します。
しかも話がうまい!
それを韓国語のまま理解したくなるんですよね!
やっぱりトークは字幕よりも韓国語そのままで聞いた方が面白いです。
ノリってありますもんね。
そしてバラエティーにはテロップが出るのです!
このテロップは大体が面白いポイント、オチに付くのです。
つまり、そのトークの主題がインパクトのある文字でお知らせされるのです!
さらに出演者の方の話し方のクセや方言や早口など、聞き取り辛い韓国語もたくさん出てきます。
これにも慣れてきます。
バラエティに出てくる方はテキストのようにハキハキきれいには話してくれません。
日本語だってそうですよね?
そんなロボットみたいな話し方の人なかなか出会いませんよね。
普段使いの韓国語に慣れるという点においてもバラエティーは良かったです。
ちなみに当時はまっていたバラエティは『ファミリーがやってきた』です。
イ・ヒョリさんが好きでした!
会話で勉強する
中級くらいになると誰かと韓国語で話したい欲がすごいんですよね!
やっぱり覚えたからには使ってみたいですもん。

韓国語を習いに行ってみる
これまで独学でやっていた韓国語の勉強ですが、中級くらいになると次に何をやっていいか分からなくなってきました。
そんなわけでネイティブの先生にマンツーマンで習うことにしました。
マンツーマンを選んだ理由は、自分の苦手なところをピンポイントで教えてもらいたかったことと、ずっと会話していたかったからです。
やっぱり集団となると発言の機会は減ると思うので。
この教室は、ちょっとした理由でやめてしまいました。
話すと長くなるので、また機会があればお話しします。
でも会話する楽しさを知れたので、次は近所の文化教室で安価でやっている韓国語教室に2年ほど通いました。
ここは先生は日本人だったのですが、韓国語のみで教えてくれたところがとても良かったです。
ここは続けたかったのですが、プライベートの事情で辞めてしまいました。

ランゲージエクスチェンジをしてみる
教室に通えなくなったので、地元の国際交流センターで見つけたランゲージエクスチェンジ掲示板を利用してみました。
2週間貼り出してもらえるんですが、掲示板を見るとほぼ英語!
たまに中国語、フランス語。
とりあえず女性で希望を出してみて、近所に住む駐在員の奥様と1回お会いしました!
同年代だったので期待したのですが、主婦で子持ちということで、まぁ話が合わない。
プールには入れるオムツはどこで買えるか聞かれても知らない。
もし日本語で聞かれても知らない。
2人目は、国際交流センターの方が男性だけど、良い人だからと紹介してくれた方でした。
韓国の国家公務員で公費で留学に来ている方でした。
韓国の選挙システムを構築した方だそうで。
超エリート!!!なぜこんな地方都市に!?
ただ話が政治的な話で難しい……。
政治的だからといって、ややこしい日韓関係とかの話ではなく、政治システムの話とか日本の若者はなぜ選挙にあまり行かないのか?とか、イデオロギーはないのか?とか。
いや、本当に難しい。
これまた日本語で聞かれても難しい。
結局、どの言語を使うかよりも、「何を話すか」「ノリが合うか」の方が大切だと痛感しました。
インターネットで発信する
当時、今以上に韓国語が流行っていたとはいえど、近くに同じくらいのレベルで韓国語を勉強している人にはなかなか出会わないですよね?
もちろんいるとは思うんですが、学生でもない独学の社会人にはなかなか出会う機会はありません。
そこで私はインターネットでの発信を始めることにしました。

ブログを書く
何が楽しいのか、ほぼ毎日ブログを書いていました。
とにかく韓国語に関することで書きたいことを雑記帳のように書いていました。
今とはちょっと違います。
リアルタイムで見た韓国ドラマのお気に入りシーンをひたすら訳したり、K-POPの歌詞訳をしてみたり、その時やっていた勉強方法を書いてみたり、韓国旅行の旅行記を書いてみたり。
これを書くことで韓国語の勉強を毎日続けることができ、他の韓国語学習者のブログも読んだりして、韓国語についての色んな情報を得ていました。
私のブログは自己満足の雑記にも関わらず、コメントをいただけたりしてとても楽しく運営していました。

twitterをする
ブログを運営する中、世間日本語SNSの波がやってきていました。
例に漏れず私もtwitterを始め、韓国語でつぶやいたりしていました。
芸能人が発信するツイートも楽しく読め、そのツイートを通して口語を覚えたりできました。
気軽な交流が楽しかったです。
このtwitterは後に韓国に短期留学に行った時も活用できました。
オススメのテキスト
まずはテキストのところでご紹介したこれですよね。
ある程度聞いて分かるくらいで取り掛かった方がショックも少なく、挫折しないと思います!
あとは間違えても楽しいと思えるくらいに韓国語ハイの時にやるかですね!
ものすごく集中力がいるので、時間がある時に思い存分やった方が身に付くように思います。
今回もこれとは別に良さそうなテキストも探しました!
まとめ
中級の頃はとにかく「楽しい」ことをやっていました。
この頃が一番韓国語に触れ、楽しんでいた時期だと思います。
単語帳でコツコツ覚えるのもひとつの勉強方法だと思いますが、私は文章の中や流れてくる会話の中で覚える方が定着率が高かったです。
そして、この中級あたりからどうやって勉強すればいいのか分からなくなってきました。
テキストの数も少なくなるし、NHKのテレビやラジオは初級がメインなので、何とか工夫して独学をしていました。
でもこの時期は本当に遊ぶように韓国語を勉強していました。

韓国語で遊びましょう!
